早稲田学生日記

大学の講義,読書,日常生活,人との関わり合いから学んだことをまとめる学習記録

行動できない人必見!行動を止める要素とは?

 

投資バカの思考法(著作 藤野英人)

 

前回と同じ本ですが、この本には学びが多かったからもう何個かまとめていきます。

この本は題名は「投資バカの思考法」だけど、それは投資に対する思考法でありながらも投資バカと呼ばれる人の人生に対する考え方・思考法をまとめた本です。

投資の知識が無くても読めるし、投資に興味がある無しに関係なく今後の生き方・行動の参考になるのでかなりおすすめです。

 

それでは今日のテーマは「行動できない人」

 

 

山ほどいる行動できない人

多くの人は自分のやりたいことや願望がある。

「早寝早起きできるようにしたい!」

「いつか独立したい!」

「このブラック企業を辞めたい!」

「自由になりたい!」

みたいな感じで生活習慣を筆頭に仕事・勉強・夢とやりたいこと願望の種類はたくさんある。

 

 

こういった願望に対して出てくる考えは、

「まだはやい、、、」

「自分ではできる自信がない、、、」

「周りからどう思われるか気になる、、、」

「恥ずかしい、、、」

といったマイナスの考えや感情である。

 

この様な感情から自分のやりたいこと・願望を諦めてしまう様な「行動できない人」が多いと藤野さんは言う。僕自身も思い当たる節があるし、読んでいるあなたにも人生に一度はあったはずだ。

 

 

なぜ行動できないのか

行動できない理由は静止摩擦に例えると分かりやすい。そもそも「静止摩擦力」とは何か。簡単に説明する。

動摩擦と静止摩擦

そもそも「摩擦」は「動摩擦」と「静止摩擦」の二つ存在する。動摩擦は動いているモノに対して働く摩擦で、静止摩擦は動いていないモノに対して働く摩擦である。どういうことか。

例えば、スキーをしているときに、最終的に止まってしまうのは雪とスキー板の間に生じる「動摩擦」のためだ。一方、動かそうとしても動かない大きな石に働いているのは「静止摩擦」だ。静止摩擦力は、モノが動かないときに働いている力の大きさのことである。そして「動こうという力」が「静止摩擦力」を上回った時にモノは動く。

 

人に働く「静止摩擦力」

「自分にはできない」という思いは「静止摩擦」、「自由になりたい」という思いは「動こうという力」に例えられる。つまり、この「動こうという力」が「静止摩擦力」に上回れば人は行動できるようになるのだ。

そして一度動き出せば案外動き続けられるものである。というのも「静止摩擦力」は「動摩擦」よりも大きいからである。一度動き出せば同じ力をかけ続けていれば止まることはない。つまり、行動し続けることができるのである。

 

それでは、行動するのに必要な「動こうという力」を高めるものは何か?

 

行動する力を高める方法は?

 

苦しみの三要素

「行動できない人」に必要なのは環境の変化を恐れずに動き出すことである。これに関連して人間の苦しみの三要素を考えると行動しやすくなる。

その三要素は ①人間関係 ②仕事 ③健康 である。

 

この三つの要素を

ブラック企業を辞めてい人を例に当てはめると,、

①築き上げてきた人間関係を捨ててはいけない。

  というルールはない。

②一生同じ会社に勤めなければならない。

   というルールはない。

③働き過ぎて身体も心も壊れてしまったら元も子もない

このようになる。

 

こういったルールでもないのに、日本でルール化されてしまったものに囚われるのではなく、自分をルールから解放して考えること。これが「静止摩擦」に勝つ「動こうという力」を高める方法である。

 

スティーブジョブズもやっていた

少し話がずれるが、有名なスティーブジョブズのスタンフォード大学の卒業式のスピーチでも、「静止摩擦」を取り除く言葉を言っている。

 

「もしも、今日が自分の人生最期の日だったら、今日自分がやろうとしていることは本当にやりたいことなのか」

この問いを33年間毎朝自分自身にしてきた。

 

 

これは自分のやりたいことをする行動へと導くスティーブジョブズなりのやり方だったと思う。この言葉でスティーブジョブズは自分の静止摩擦を取り除いていたのだ。

 

まとめ

行動できる人になるには、人間の苦しみの三要素を取り除くこと・払拭することが大事という事です!そして、それの具体例がスティーブジョブズの「死と向き合う」ことでした。

きっと人それぞれ静止摩擦を取り除くやり方があるのだと思う。行動できない人はまずそれを探すのが良いのかもしれない。

僕もまだまだ静止摩擦があると思う。読書やスピーチ・人との会話を通して自分なりの静止摩擦の取り除き方を見つけていきたい。

 

 

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