早稲田学生日記

大学の講義,読書,日常生活,人との関わり合いから学んだことをまとめる学習記録

起業で大事なのはアイデア?それとも仲間?:「メモの魔力」前田裕二×けんすう対談講演④

前回までの記事

 

前回の続きからです。対談の内容を知りたい方は前回までの記事をご覧ください。

対談後の質問タイムで司会者の「質問あるひと?」の言葉と同時に勢いよく手を挙げた一人の学生がいた。

目次

 

学生からの質問

勢いよく手を挙げた学生に対して前田さんは「こういうイベントですぐに手を挙げられる人って本当にすごいですよね、ぼくにはできない」と一言。そんな前田さんに対して学生が投げかけた質問は『起業の問題に直面する学生の声』だった。

学生

「僕は起業家養成講座を受講していて、前田さんとけんすうさんの講演を聞き、憧れを抱き、友達に声をかけて起業を数週間前にしました。」

前田さん

「嬉しい!ありがとうございます」

けんすうさん

「すごいですね」

学生

「だけど起業した内容が僕のやりたいことではなくて、二人のやりたいことなんです。元々は自分のやりたいことをやるつもりだったのですが。そのため、自分が言い出しっぺだけど、あまり真剣に事業に取り組めません。自分のやりたいことをやるためにまたゼロからスタートをするべきか、もしくは今の乗り気じゃない気持ちを鼓舞して今の仲間とやっていくべきか悩んでいます。お二人の意見をお聞きしたいです。」

前田さん

「自分のやりたいことをやる起業か、仲間とやる起業の二つがあると思います。結構起業って自分のやりたいことってイメージが強いんですけど、『この仲間だから一緒にやりたい』っていうのもすごく大事だと思ってます。その友達の二人とはどういう仲ですか?」

学生

「二人とも僕の大切な友達です。ただ、その二人同士は元々知り合いじゃないです。僕の起業でつながった感じです。ただ、その二人が意気投合して、別の起業のアイデアが出たんです。」

前田さん

「三角関係だ!笑」

学生

「そんな感じです笑 それで、多数決の原理で彼らの事業案をやる事になったって感じです。ただ二人とも僕にとって仲良くて大切な友達です。」

 

起業に大切なのは仲間

前田さん

「青春だね、うらやましい。僕もそういうのしたかった。あ、でも僕も大学四年生の時ありました。仲のいい友達と二人で起業することになったんですよ。その友達の田舎のおばあちゃんの家で!しっかり事業計画もして、資金調達も1000万くらいできて!それでこれからやろうっていう時に、その友達が国家試験を受けるって言いだして、、、結局二人での起業の話は無くなっちゃいました。自分でやろうかなって思ったときに、『あれ、これ本当にやりたいんだっけ?』って思っちゃったんです。大学生のころにビジネスアイデア100個くらいあったし、他のビジネスアイデアじゃダメな理由がなかったんです。多分この友達と一緒だったからやる事に意味のあった事業内容だったんだなぁって思います。だから本当にその友達と起業したいって思えるならその二人と一緒に頑張ってみるのがいいのかもしれない!それにしても懐かしいなぁ。」

けんすうさん

「今友達の二人と事業の内容で意気が合わなくても将来。5年後10年後とかに会ったときに意気が合う場合とかよくありますよ。前田さんの言うように二人と一緒に頑張るのもいいと思いますし、その二人のアイデアが上手くいかなかったら、自分のアイデアの方をやらしてっていうのもありかもしれません。」

学生

「とりあえず、今の仲間と一緒に頑張っていこうと思います!ありがとうございました!」

 

 

起業におけるアイデアと仲間

学生に対する質問の答えは今の仲間とやっていくべきという趣旨だった。

でもこれも、前回の記事ブログ記事の前田さんの言った「プロダクトアウトとマーケットインのバランス」と同じで、自分が本当にやりたいことの度合いと仲間との親密さの度合いがバランスよく保たれているの状態だと良いのだと思う。

ビジネスアイデアは前田さんのようにたくさん考えれば、100個とかそれ以上出てくる可能性はある。しかし、本当に仲が良くて一緒に大きなリスクを負って起業する友達は100人もいないだろう。

逆もあって、100個ビジネスアイデアは考え出せても自分にとって絶対に人生をかけてやりたいアイデアはほんの少ししか出てこない。

今の状況において、自分の自分のアイデアと仲間どっちが価値として上かを考えるのは難しい。きっとそういう時に、けんすうさんの言ったような『将来の関わり』が関係してくるのだろう。必ずしも今だけを深く考える必要はない。将来の可能性を考えれば、アイデアよりも誰とやるかが大切だ。アイデアはいつでも見つかり得るが、働いてから心を許しあえる友人を見つけるのは大学生よりは難しいように思える。そうなると、今大切にするべきは一緒に起業をするという友人・仲間なんだと感じた。

 

 

ここまでで前田裕二×けんすう対談講演の記事は終了です!全部読んでくださった方ありがとうございました!他にも書きたい内容はたくさんあったけど、僕のメモが二人の会話に追いつきませんでした笑 また前田裕二さんとけんすうさんの講演を聞ける日を楽しみにしています。

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ホリエモンの多動力が売れたのはなぜ?:「メモの魔力」前田裕二×けんすう対談③

↓今までの記事↓


続きからです.

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目次

 

人の抽象を自分の具体にできる人とは?

前田さん:

「本や人の学んだ抽象を自分の具体で行動できる人って最強ですよね」

けんすうさん:

「それでいうと西野さんと堀江さんはかなりそれができる人ですよ」

 

けんすうさん:

「二人と僕はよく会うんですよ。その時にあるのが、僕が話した話を自分の話として話してくるんですよ」

前田さん:

「それ面白いですね笑」(携帯でメモ中)

けんすうさん:

「二人とも僕の話を覚えてくれてるのは嬉しいんですけど、僕がした話を自分の話としてみんなに話すんですね。 西野さんも堀江さんも僕より影響力があるから、最終的に僕が言い始めたことなのに僕がパクリをしたように世間から見られちゃうことがあります 苦笑」

前田さん:

「めちゃくちゃ面白いですね!二人ともけんすうさんの話を自分のこととして吸収して話しちゃうから、話した本人のけんすうさんにも話しちゃうんですね笑」(メモメモ)

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(携帯にメモする前田さん)

 

 

ここからホリエモンのlivedoorの話などを交えながら前田さんは

『起業のパターン』について言及を始めた。

 

前田裕二の考える起業のパターン

前田さん:

「起業って2つパターンあって、中を見るか外を見るかなんですよね。どいう事かと言うと、市場を見て市場のニーズに合った売れるものを必死に作るマーケットイン型と原体験に基づく自分の作りたいものを作るプロダクトアウト型があるってことです。こんな感じで自分の外側を見るか自分の内側を見るかの2パターン起業の型があると思うんです。マーケットイン型でいうと今の流行り、例えばフィンテックとシェアがトレンドだからこの系統の事業でいこうと決めて起業する感じ。一方で、プロダクトアウト型は自分の成し遂げたいことや理想を求めて事業をやっていこうという感じ」

 

『起業のパターン』、わかりやすい! 

 

前田さん:

「これってどっちがいいとかじゃないと思います。『お金持ちになってやる』っていう人にとってはマーケットインが絶対に良い。でも自分の目指す社会・やりたいことがあるならプロダクトアウトすべき。僕の場合はSHOWROOMで目指す社会があったのでプロダクトアウトでした。僕個人では、マーケットインはサステイナブルじゃないと思ってて、お金を稼ぎたいって思いだけじゃ事業をやっていくうえで辛い時期を迎えたときに耐えられない。一方で、プロダクトアウトは自分の夢を熱量をもって実現することだから辛いことにも耐えられるんですね。」

 

けんすうさん:

livedoorってかなりマーケットインの会社でしたよね。当時からしたら将来トレンドとなるブログ事業・動画事業を同時にやっていたの本当に堀江さんすごいと思います。」

前田さん:

「本当にすごですよね。堀江さんもうlivedoorみたいな起業しないんですかね」

けんすうさん:

「本人曰く、もう逮捕されるのはこりごりらしいです苦笑」

 

前田さん:

「でも今の堀江さんってかなりプロダクトアウト型ですよね。自分のやりたいことや面白そうだと思ったことをとことんやっているイメージ」

 

確かに!ホリエモンは舞台・ロケット事業・東大受験などを手掛けていて、何が何だかわからない笑

 

前田さん:

「でも、最近少し『起業のパターン』に関して考えが変わってきました。このプロダクトアウトとマーケットインってどっちかに偏ってたらダメなんじゃないかって思うんですよ。」

 けんすうさん:

「どういうことですか?」

 

起業のパターンから見る「多動力」分析

前田さん:

「『多動力』ってあるじゃないですか、堀江さんのやつ。あれ堀江さんが自分の話したことを本としてもらったとき、『ん~、多動力か』っていまいちな感じのリアクションだったんですよ。でも大ヒットしたら自分で『多動力だ!』みたいにテンション上げて言ってますよね笑 あれって堀江さんが自分の想うことや言いたいことをぶちまけて、それを箕輪さんが世間の求める意見、ビジネスでいう『ニーズ』のある部分を上手く切り取って書かれた本なんだと思います。これを考えると、堀江さんのプロダクトアウトと箕輪さんのマーケットインが上手くバランス取れたから売れたんだと思うんです。こんな感じで本においても起業においても両者のバランスが今とても大事なんだと思います。」

 

前田さんのSHOWROOMは自分の原体験に基づくプロダクトアウトであると同時に、地下アイドルや路上パフォーマーの強いニーズにサービスだ。市場にニーズがしっかりと存在していることと強い原体験があることが起業において、とても大事なこと。確かに独りよがりなものじゃ誰にも相手にされない。とはいえ、きっと強い原体験ってのは「人を動かす力」や「同じ境遇」を内包していると思う。強い原体験をもとに熱量をもって市場を見て事業を起こすことが起業の成功への道なのかもしれない。

 

 

 

内容の濃い二人の対談はあっという間に過ぎ、学生からの質問タイムになった。

司会者の「質問ある人?」の声と同時に勢いよく手を挙げた一人の生徒がいた。

 

 

 

つづく

 

 

↓つづきはこちら↓

 

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前田裕二の考える読者がメモ魔になった理由:「メモの魔力」前田裕二×けんすう対談②

前田裕二の考える読者がメモ魔になった理由:

「メモの魔力」前田裕二×けんすう対談式講演②

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 今回は前田裕二×けんすう対談式講演②です。

前回の記事をお読みでないからは下記リンクからどうぞ↓

前田裕二×けんすう対談式講演① 二人の学生時代 - 早稲田学生日記

 

二人は学生時代を振り返りつつ、

「最近メモの魔力って本出しましたよね」と

けんすうさんの言葉から

話題は大ヒットのメモの魔力へ。

 

目次

 

会場にはたくさんのメモ魔が!

「この中でメモの魔力読んだ人?」という司会者の質問に対して、

9割近くの人が手を挙げた。

公の告知がほぼ無かったマイナーなイベントを

聴衆の人たちがかぎつけた感を一気に感じた。

よく見ると周りの聴衆も机の上にはノートとボールペンが!

斜め前の人は携帯のメモ機能にメモを書きまくっている模様!

会場の9割の人が既にメモ魔となっていた。

これには前田さんもけんすうさんも驚き。

 

けんすうさんも

「実は僕もメモの魔力を読んでメモを取り始めました」と

前田さんに報告。けんすうさんも「メモの魔力」の影響でメモ魔となっていた。

 

前田さんは「ありがとうございます」と嬉しそうな表情で答えた。

「たくさんの人が僕の本を読んでくれて、しかもメモを始めてくれて嬉しいです」と言いながらも、

「やり方がわかってもやらない人っていますよね」と話を展開。

 

なぜ「メモの魔力」の読者がメモ魔になれたのか

「例えば、仕事で人を動かしたい時や人を動かす立場になった人でカーネギーさんの名著『人を動かす』を読む人がいる。読む人は本の内容に納得するけど、実際に人を動かせる人間になるために本の通りに行動する人はほとんどいない。」

 

ふむふむ。

 

「これはきっとカーネギーさんの本が悪いんじゃなくて、生きていない人の本だからだと思うんですよね。カーネギーさんの本の内容は素晴らしいけど、もう亡くなってしまっていて現実味があまりないんじゃないかなって。」

 

ふむふむ。

 

「一方で僕のメモの魔力を読んだ方は、SNSで見るとかなりメモを実行している印象があるんですよ。僕とカーネギーさん何が違うのかなって考えたときに、違う点は僕は生きていて、メモを実践している姿をSNSやテレビで読者の方が見ている点なんじゃないかなって思います。」

 

なるほど。

 

確かに、亡くなってしまった人は仮想上の人物感がある。

カーネギーさんがどんな声でしゃべって、何を考えて生きていたのかは今となってはわからない。

 

一方で前田さんは生きていて、毎日のようにテレビ・SNS・イベントの講演で

姿を現し、メモをしている姿を見る。

実際に今回の前田さんの講演は僕にとっても二回目で現実味で溢れている。

(僕にとってけんすうさんの講演も二回目、だけどまだツイッターのアイコンイメージの方が強い笑)

 

そしてSHOWROOMの事業と共に、

ベストセラーの『人生の勝算』『メモの魔力』で今を活躍をしている。

 

今を活躍する人が薦めることは、説得力があり、現実味があり、実行しやすい。きっとこの分析もメモから生まれたんだなと感じた。

人の抽象を自分の具体にできる人

 すると、「人って料理ってみんなレシピ通りやるけど、起業のことになるとなぜかレシピ通りやらないんですよね」とけんすうさんが一言。

「それ面白いですね」とここで前田さんは携帯を片手にメモを取り始めた。

自分の講演中でもメモを取り始める、さすがメモ魔の前田さん。

 

メモを取りながら、

「確かに!本とか人から学んだ抽象を自分の具体で行動できたら最強ですよね」と前田さんがつぶやくと、

 

「それでいうと西野さんとホリエモンはかなりそれができる人ですよね」と、けんすうさん。

 

二人の話は中身が濃いうえにテンポが速い。

ここから話は一気に「ホリエモンの多動力がなぜ売れたか」を分析する方向へ流れていった。

 

(個人的にはけんすうさんの言う起業のレシピとは何かとても気になるがそれ以降の言及はなかった)

 

 

 

つづく

 

 

 

つづきはこちら↓


 

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前田裕二・けんすうの学生時代:「メモの魔力」前田裕二×けんすう対談①

前田裕二×けんすう対談式講演①

二人の大学生時代を振り返る

*この対談の記事は全部で4回に分けられています。

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2019116

 

早稲田大学の大隈講堂小講堂でひっそりと行われたイベントがあった。

それはミュージックアイデアコンテスト。

「人と音楽の新しい関係をデザインする」をテーマに、ITを活用した音楽に関わる様々なアイデアが学生によって発表された。

 

このイベントの一つの企画にあったのが、前田裕二×けんすう対談式講演だ。入場できる人は早稲田大学生とイベント予約者のみ。

 

公な告知がないうえ、限られた者しか参加できなかったこのイベントは、少しの静けさとコンテスト発表者の熱で丁度バランスの取れた心地よい雰囲気だった。

前田さんとけんすうさんの講演の時間が近づくにつれて、聴衆が少しずつ増えていった。聴衆の席に座っている僕は、僕と同じように周りの学生が期待を込めて二人を待っているのが空気から感じ取れた。

 

この空気を静かな口調と共に熱のこもった言葉で会場をしっかりと前田さんとけんすうさんは盛り上げた。

 

ちなみに二人の対談は、スタートは前田裕二さんの遅刻でけんすうさんが場を取り持つ状態。

 

実はけんすうさんと前田さんは2018年度の「起業家養成講座2」で講演をしているので

今期二度目の早稲田大学での講演だ。それを踏まえた自己紹介をすると、

「最悪前田さん来なかったら前田さんとして登壇してくださいと運営に言われました」と笑顔で冗談を面白く受け取っていた。

また「けんすうさんのこと知っている人?」という司会者の質問に対して、9割近くの人が手を挙げ圧倒的な知名度を見せつけた。

 

20分遅れで登場した前田さんと場を取り持ったけんすうさんが最初に話したのは二人の学生時代についてだった。二人の共通点は早稲田大学政治経済学部出身という点。そして二人とも起業家として現在生きている。

 

しかし二人の学生時代は正反対なものだった。

 

けんすうさんの学生時代

けんすうさんはあまり大学の授業をしっかり受けない「不真面目タイプ」。

ゼミにも不参加だったらしい。しかし、浪人生時代立ち上げた大学受験サイト「ミルクカフェ」の運営・管理に時間を使っていた。(浪人時代から起業家感がある)

匿名掲示板という特性から、サイト内で問題があるとサイト作成者のけんすうさんが

裁判所に呼び出され裁判を受けるという変わった大学生活を送っていた。

 

また、けんすうさん曰く

「だれも卒論を書かなきゃいけないことを教えてくれなかった」ということで、

卒論を書いていなかったため、留年してしまったらしい笑

友人がいなかったのか、「ミルクカフェ」の運営管理で忙しかったのが理由なのかは謎に包まれている 。

 

前田裕二さんの学生時代

前田さんはけんすうさんとは正反対の「意識高い系大学生」だと自身の口で振り返った。一番印象的だったのは、

「大学生時代は意識が高すぎて爆発しそうだった」

「大学生時代はすごい勢いで意識を高めていた」という言葉。

(どうやって意識を高めていたのか質問したかったができず残念)

 

ゼミではゼミ長を担当し、(けんすうさんと正反対笑)

ゼミの言語を英語に変えたらしい。

「日本語をしゃべっても理解できる人は多くても数億人しかいないから」と的を得てるものの、本当にやるとなるとすごい笑

ゼミは英語で行われるようになった。

(当時の政治経済学部では初の英語のみを使うゼミ)

また、卒論を書き始める時期になると、「卒論は英語で書こう」とゼミのみんなに提案。理由は簡単で、

「日本語で書いたら数億人にしか読んでもらえない。英語で書けば何十億人に読んでもらえるものになる。ちょっとの人にしか読まれない日本語で書くのは日本人の自己満だ」とのこと笑

 

面白いのは、結局英語で卒論を出したのは前田さんのみで他のゼミ生は日本語で書いたこと。「結局英語で卒論を書いたのは自分の自己満だった」と前田さんは笑顔で振り返っていた。

「今振り返ると本当に恥ずかしいくらい意識が高かった」と大学時代を懐かしみつつ、

恥ずかしがっているように見えた

 

正反対の学生時代を過ごすも今は意気投合

こんなにも違う学生時代を送った二人は楽しそうに

「学生時代に出会ってたら絶対にこんなに仲良くなっていなかった笑」

と語り合っている。

「けんすうさんと話すと何時間でも喋れる気がします」と前田さん。

「やっときた!」のツイートと一緒に写真をあげるけんすうさん。

全く正反対の大学生活を送ったものの、

数年後に同じ土俵にたち、仲良く話しているのはとても面白い。

(けんすうさんはその後もツイートで「前田裕二さんと話すの楽しすぎるからタクシーの中でもずっとイチャイチャ喋ってた」と言うほど)

学生時代に授業を真面目に受けて良い成績を取らないと働くことや、起業することは出来ないと決めつける人たちがいる。でも学生時代の真面目さは成績や学校での生活だけじゃ計れないことを二人は象徴していた。

 

学生時代を振り返りつつ、

二人の話は大ヒットの「メモの魔力」」へと話が吸い寄せられていった。

 

 

 

つづく,,,

 

↓続きはこちら↓

shunfreestyle.hatenablog.com

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LINE株式会社 取締役 舛田淳のレールから外れた学生時代 part2

株式会社LINE舛田さんのレールから外れた人生

前回の続きです。

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今回は

僕たちの生活には欠かせなくなったLINEの

創設者のひとり、

舛田淳さんのお話をまとめます。

 

今回は舛田さんの話してくださった、

小学生時代から大学生時代までの間で

舛田さんが日本の社会にあるレールから

どれだけ外れていった人生だったのかと、

レールから外れたことから見えたことを

まとめておこうと思う。

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②中学高校大学編

講演の学生時代の話のなかで

前回の小学校の話が6中高1割・大学3割くらいの

イメージだったので残りの中高大は今回でまとまります。

中学校は普通に卒業したらしい。

(義務教育だからさすがにしないとやばい笑)

 

問題は高校時代。

みんなの高校時代の思い出は、

部活や恋愛・受験勉強などいろいろあって

楽しかったという想いや何か後悔があると思う。

 

 

舛田さんは高校中退である

 

普通高校を中退する?笑

高校に魅力を感じなかったらしい。

確か僕の高校には一人だけ中退した人がいた。

もしかしたら彼が将来LINEに負けない

時代を引っ張るプロダクトを生み出すかもしれない。

 

さて、中退した舛田さんは働いた。

たしか工場とか町工場だったけ?

(記憶が曖昧なので真実でない可能性があります)

舛田さんは仕事の呑み込みが早く、

仕事の先輩に気に入られるタイプだった。

 

いくつか場所を変えて働きながら

舛田さんは気づいた。

「一生成り上がれない説」

高校中退だと誰よりも能力が高くても

作業系の仕事で終わってしまう。

 

人々を管理したり閃いたアイデアが採用される人は

大学を卒業した人達だった。

 

そこで舛田さんは大検を取ることにした。

見事高卒認定の大検に合格し、

その後早稲田大学を受験し合格!

見事早稲田大学に入学した。

 

きっとめちゃくちゃ頭の回転が速かったり、

考える力があったりするんだろうけど、

きっと努力量が並大抵じゃなかったんだと思う。

 

高校中退からの早稲田なんて凄すぎる。

 

大学では、授業よりも課外活動に

舛田さんは熱が入っていた。

たしかラジオとかライターとかWEB系だった気がする。

(間違っていたらすいません)

そういった活動で実績を残し、

舛田さんは管理をする側になるところまで認められた。

 

ここで、大学を辞めて会社で働くか、

大学を卒業するまで通うか選択が迫られたらしい。

 

普通の人だったら

「せっかく受験勉強頑張ったんだし」

「親に学費払ってもらってきたし」

「もう2年くらいは卒業のために費やそう」

そう思うだろう。

実際、僕が同じ状況なら絶対に卒業するまで通う。

むしろ卒業の選択肢しかない。

 

しかし舛田さんは違った。

「そもそも高校を中退しているから、学校をやめることに抵抗がない」

と講演で言っていた。

早稲田大学を辞め、その後、紆余曲折を得て

LINEの創業に行きついた。

確かに、大学に入った目的は

高卒じゃ成り上がる事が出来ないという現実であったが、大学に入った事で大学を卒業はしなかったがその現実を覆したため、目的は達成された。

 

日本人の大学で勉強・就活そして卒業・就職。

舛田さんの人生はこのレールに何1つ当てはまらない。

舛田さんは間違いなくレールから外れた人生だし、

そんな人だったからLINEの様なプロダクトを

生み出せるチームに関わっているのかもしれない。

 

「好きな仕事のために大学を辞めれますか」

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LINE株式会社 取締役 舛田淳さんのレールから外れた学生時代!

LINE舛田淳のレールから外れまくる学生時代

①小学生営業マン舛田少年

 

僕の通う早稲田大学には、

「起業家養成講座」という

早稲田出身の起業家が

自らお金を出し、授業をするという

何とも大学想いの起業家による講座がある。

 

先日講義をしたのは

LINE株式会社の取締役CSMOの

(Chief Strategy and Marketing Officer)

舛田淳さんと、

リブセンスの代表取締役の

村上太一さん。

 

今回は、

僕たちの生活には欠かせなくなったLINEの

創設者のひとり、舛田淳さんのお話をまとめます。銀行やLINEPAY・LINEモバイルなど拡大し続けるLINEを考え出した舛田さんの学生時代はどの様なものだったのかです。

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今回は舛田さんの話してくださったのは小学生時代から大学生時代まで。舛田さんが日本の社会にあるレールからどれだけ外れていった人生だったのかと、レールから外れたことから見えたことをまとめておこうと思う。

 

それにあたり、今日は小学生の頃の舛田少年について書く。

次回は中学生から大学生時代。

 

舛田さんの小学生時代から大学生時代をまとめる前に、日本の社会にある「レール」を定義したい。

日本社会のレール

小学生:友達と遊ぶ。習い事をする。

中学生:部活やスクールに励む。高校入試のために勉強する。

(男子ならクラブチーム,女子ならバレエなど)

高校生:部活やスクールに励む。バイトをする人もいる。大学入試のための受験勉強をする。

大学生:バイトをする。自由な時間を好きに使う。卒業できるように授業を受ける。

インターンをする。就活で内定を得る。

→卒業したら内定先で働き始める

 

これが日本社会にある一般的な「レール」だと思う。

(留年浪人とかはもっと掘り下げてるのは置いておこう)

もちろん高校を卒業したら専門学校に行くのもレールの一つだけど、大手企業に就職するという観点から上の流れを「レール」とする。

 

では小学生の舛田少年のエピソードに入ろう。

小学生時代

まず最初に舛田さんのぶっ飛んでいた点は、小学生にして営業マンだったこと!

 

どういうことか。

 

舛田さんのお父さんはちょっとした変人らしく、海外からカネになるかならないかに関係なく、色々な品物を輸入していたらしい。

例えば、当時珍しかった「浄水器」や今まで見たことも聞いたこともないであろう、「コウモリの糞」など様々なものを輸入していた。

 

そして父は当時の舛田少年に輸入した品物を渡して「売ってこい!」と言って、スーツを着させて営業に行かせていた。

 

小学生なので営業先といえば友達の家や近所の知り合いの家しかない。

営業先からしたら、「また舛田さんが変なものを買ってきた」そんな風に思われていたらしい。(別に嫌がられていたわけではない意味で)

 

浄水器を売った話が「小学生が考えることじゃない!」と思った。

 

この先を読む前に、あなたが小学生で友達の家に浄水器を売るなら、どうやって浄水器を売り込むか考えて欲しい。

 

 

いい案は思いついただろうか?

 

 

では舛田少年の場合を見てみよう。

最初は友達の家に遊びに行くのと一緒に浄水器でつくったおいしい水を持って行った。

友達や友達のお母さんに飲んでもらって、「おいしいでしょ?うちの浄水器の水なんだ。普通よりおいしいし買って!」的なノリで売り込んだ。

 

お客様のもとに品物を届けて味わってもらい、商品の良さを伝えて売り込む。

 

普通の営業マンとしていることは一緒であるが、それを小学生ながらすることはすごい!しかし、この方法では売れず、舛田少年は違う手段を取った。

 

LINEの創設者だって小学生の頃なら、普通の子の様に外遊びだってする。夏場に外で遊んだら、喉はカラカラで飲み物を飲みたくなるだろう。

 

そんな時に舛田少年は友達を家に招き、キンキンに冷えたおいしい浄水器の水を友達に渡して飲ませる。友達は、自分の家の水や公園の水道の水よりも格段においしい舛田少年の家の水に感動する。

 

子供は欲しいと思ったら手に入れるまで騒ぎ続けるものである。おもちゃ屋で泣いて親にすがる子供を思い出せば容易に想像がつくと思う。

 

舛田少年の家の水が欲しくなった友達は、お父さんお母さんに浄水器が欲しい欲しいと

すがりつき、結果的に舛田少年は浄水器を売る事に成功した。さらにはこれが噂となり、他の友人の家も浄水器を買うことに。

 

ただ良い商品を持って行って売り込むのではなく、その商品の良さを際立たせる環境に

人々を連れて行く。

「売りに行くのではなく、売るためにお客さんを動かす」

舛田少年は小学生ながら、もはや敏腕営業マンであった。

 

「小学生にして営業マン」

 

レールから外れているというより、人と違うレールにお父さんのおかげ(お父さんのせい?)で舛田少年は立っていた。そしてどのようにしたら物が売れるのかを自然と考えていたのであろう。

 

このあと舛田少年がどれほどレールからはずれるのか

 

 

つづく

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夢を語りあうことは世界をより良い場所にする:世界一周コンテストに出てわかったこと

夢を語りあおう!

 

沢山の投票ありがとうございました!

投票期間中多くの方にメッセージを毎日送り続けて

申し訳なかったです。

そんな中、今までに僕に関わった友人や先輩後輩、さらには先生や教授、コーチや地元の人など多くの方が応援してくれて本当にうれしかったです。

 

今回僕の出ている「Tabippo世界一周コンテスト」に参加することは僕にとって大きなチャレンジでした。

 

何故なら自分の夢を始めて人に話すことになるからです。

 

小学生の頃は、

「将来の夢なんて書いた!?」

「俺はサッカー選手!」

「おぉ!俺は先生になるんだ!」

みたいな感じだと思う。

 

まだ年齢的にも現実味を帯びてないのはあると思うけど、お互いが自分の夢をはっきりと言い、認め合える環境が幼い頃にはあった。

 

それに比べて大人になると

「年収〇〇稼ぎたい」

「安定した暮らしを得たい」

「幸せな家庭を築く」

多くがこれに収まる気がする。

 

例えばこれ以外の、

「獣医になって世界中の苦しんでいる動物たちが

力強く生きていけるようにしたい」とか、

「世界で一番心地よく寝れる寝袋を開発したい」

(思い付きで自分が欲しいと思っただけ笑)とか

大きな夢過ぎたり、ちょっと変だと思われる夢は

周りの人に叩かれたり、笑われそうだから。

自分の中で納めてしまうことが多いと思う。そして、いつのまにか大きな夢を持てなくなってなってしまう。みんなが言う現実的で夢のない夢を言うようになる。

コンテスト出場前までの僕がそうだったように。

 

人それぞれが違った価値観・人生観があるから、

どんな夢にも良し悪しはないと思う。

ただ僕の場合は小学生みたいな、

現実味の無いと思われるような、

でっかな夢を持っていたかったし、持っていた。

それが今回の世界一周のテーマの

「フリースタイルフットボールで世界中に幸せを届ける」

だった。

 

コンテストに出て面接官2人に.初めて自分の夢を話した。

その面接官は僕の夢に感動し、応援してくれた。

二次審査のweb投票のために、

自分の夢を語った動画を出した。

届いた友人や知人からの言葉は、

「元気をもらえた」「俺も頑張ろうと思う」

「応援してる」

といったポジティブな言葉ばかりだった。

誰も僕の夢を馬鹿にすることはなかった。

 

僕の夢は僕の夢だから、バカにされてもしょうがないと

思っていたけど誰もそんなことはしない。

むしろみんなが応援してくれた。

そして僕が夢を語ることで、

少しの人ではあるかもしれないが、

勇気・元気を届けることができた。

 

 

夢語りで勇気・元気をもらったという人たちがいて、

語った当事者として夢を実現する責任がある。

責任は行動や実現に繋がる。

 

これらのことから、

夢を聞くことは勇気・元気をもらう事であり、

夢を語ることは勇気・元気を届けることである。

そして夢に責任を持つことに繋がり、

その責任が夢の実現に繋がる。

 

人の夢を聞いて、認めて応援し、

自分の夢を語って実現へ持って行く。

そんな空間を作れたら世の中はより良くなると思う。

 

その一歩として夢を語りあおう。やりたい事が無いなら、夢が無いなら探し続けよう。自分の得意なこと、時間を忘れるくらい大好きなこと、幸せを感じる瞬間、もっと頑張りたいと思えることはなんだろうか?

過去の自分・今の自分を見つめ直すことできっと見えてくると思う。見つからなくても焦ることはない。人生は80年ある。60歳に見つけても後20年ある。20年は7000日以上だ。ゆっくり自分を見つめながら、そして僕は今すでに見つけた夢を追い続けていきたい。

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