早稲田学生日記

大学の講義,読書,日常生活,人との関わり合いから学んだことをまとめる学習記録

起業で大事なのはアイデア?それとも仲間?:「メモの魔力」前田裕二×けんすう対談講演④

前回までの記事

 

前回の続きからです。対談の内容を知りたい方は前回までの記事をご覧ください。

対談後の質問タイムで司会者の「質問あるひと?」の言葉と同時に勢いよく手を挙げた一人の学生がいた。

目次

 

学生からの質問

勢いよく手を挙げた学生に対して前田さんは「こういうイベントですぐに手を挙げられる人って本当にすごいですよね、ぼくにはできない」と一言。そんな前田さんに対して学生が投げかけた質問は『起業の問題に直面する学生の声』だった。

学生

「僕は起業家養成講座を受講していて、前田さんとけんすうさんの講演を聞き、憧れを抱き、友達に声をかけて起業を数週間前にしました。」

前田さん

「嬉しい!ありがとうございます」

けんすうさん

「すごいですね」

学生

「だけど起業した内容が僕のやりたいことではなくて、二人のやりたいことなんです。元々は自分のやりたいことをやるつもりだったのですが。そのため、自分が言い出しっぺだけど、あまり真剣に事業に取り組めません。自分のやりたいことをやるためにまたゼロからスタートをするべきか、もしくは今の乗り気じゃない気持ちを鼓舞して今の仲間とやっていくべきか悩んでいます。お二人の意見をお聞きしたいです。」

前田さん

「自分のやりたいことをやる起業か、仲間とやる起業の二つがあると思います。結構起業って自分のやりたいことってイメージが強いんですけど、『この仲間だから一緒にやりたい』っていうのもすごく大事だと思ってます。その友達の二人とはどういう仲ですか?」

学生

「二人とも僕の大切な友達です。ただ、その二人同士は元々知り合いじゃないです。僕の起業でつながった感じです。ただ、その二人が意気投合して、別の起業のアイデアが出たんです。」

前田さん

「三角関係だ!笑」

学生

「そんな感じです笑 それで、多数決の原理で彼らの事業案をやる事になったって感じです。ただ二人とも僕にとって仲良くて大切な友達です。」

 

起業に大切なのは仲間

前田さん

「青春だね、うらやましい。僕もそういうのしたかった。あ、でも僕も大学四年生の時ありました。仲のいい友達と二人で起業することになったんですよ。その友達の田舎のおばあちゃんの家で!しっかり事業計画もして、資金調達も1000万くらいできて!それでこれからやろうっていう時に、その友達が国家試験を受けるって言いだして、、、結局二人での起業の話は無くなっちゃいました。自分でやろうかなって思ったときに、『あれ、これ本当にやりたいんだっけ?』って思っちゃったんです。大学生のころにビジネスアイデア100個くらいあったし、他のビジネスアイデアじゃダメな理由がなかったんです。多分この友達と一緒だったからやる事に意味のあった事業内容だったんだなぁって思います。だから本当にその友達と起業したいって思えるならその二人と一緒に頑張ってみるのがいいのかもしれない!それにしても懐かしいなぁ。」

けんすうさん

「今友達の二人と事業の内容で意気が合わなくても将来。5年後10年後とかに会ったときに意気が合う場合とかよくありますよ。前田さんの言うように二人と一緒に頑張るのもいいと思いますし、その二人のアイデアが上手くいかなかったら、自分のアイデアの方をやらしてっていうのもありかもしれません。」

学生

「とりあえず、今の仲間と一緒に頑張っていこうと思います!ありがとうございました!」

 

 

起業におけるアイデアと仲間

学生に対する質問の答えは今の仲間とやっていくべきという趣旨だった。

でもこれも、前回の記事ブログ記事の前田さんの言った「プロダクトアウトとマーケットインのバランス」と同じで、自分が本当にやりたいことの度合いと仲間との親密さの度合いがバランスよく保たれているの状態だと良いのだと思う。

ビジネスアイデアは前田さんのようにたくさん考えれば、100個とかそれ以上出てくる可能性はある。しかし、本当に仲が良くて一緒に大きなリスクを負って起業する友達は100人もいないだろう。

逆もあって、100個ビジネスアイデアは考え出せても自分にとって絶対に人生をかけてやりたいアイデアはほんの少ししか出てこない。

今の状況において、自分の自分のアイデアと仲間どっちが価値として上かを考えるのは難しい。きっとそういう時に、けんすうさんの言ったような『将来の関わり』が関係してくるのだろう。必ずしも今だけを深く考える必要はない。将来の可能性を考えれば、アイデアよりも誰とやるかが大切だ。アイデアはいつでも見つかり得るが、働いてから心を許しあえる友人を見つけるのは大学生よりは難しいように思える。そうなると、今大切にするべきは一緒に起業をするという友人・仲間なんだと感じた。

 

 

ここまでで前田裕二×けんすう対談講演の記事は終了です!全部読んでくださった方ありがとうございました!他にも書きたい内容はたくさんあったけど、僕のメモが二人の会話に追いつきませんでした笑 また前田裕二さんとけんすうさんの講演を聞ける日を楽しみにしています。

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