早稲田学生日記

大学の講義,読書,日常生活,人との関わり合いから学んだことをまとめる学習記録

前田裕二・けんすうの学生時代:「メモの魔力」前田裕二×けんすう対談①

前田裕二×けんすう対談式講演①

二人の大学生時代を振り返る

*この対談の記事は全部で4回に分けられています。

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2019116

 

早稲田大学の大隈講堂小講堂でひっそりと行われたイベントがあった。

それはミュージックアイデアコンテスト。

「人と音楽の新しい関係をデザインする」をテーマに、ITを活用した音楽に関わる様々なアイデアが学生によって発表された。

 

このイベントの一つの企画にあったのが、前田裕二×けんすう対談式講演だ。入場できる人は早稲田大学生とイベント予約者のみ。

 

公な告知がないうえ、限られた者しか参加できなかったこのイベントは、少しの静けさとコンテスト発表者の熱で丁度バランスの取れた心地よい雰囲気だった。

前田さんとけんすうさんの講演の時間が近づくにつれて、聴衆が少しずつ増えていった。聴衆の席に座っている僕は、僕と同じように周りの学生が期待を込めて二人を待っているのが空気から感じ取れた。

 

この空気を静かな口調と共に熱のこもった言葉で会場をしっかりと前田さんとけんすうさんは盛り上げた。

 

ちなみに二人の対談は、スタートは前田裕二さんの遅刻でけんすうさんが場を取り持つ状態。

 

実はけんすうさんと前田さんは2018年度の「起業家養成講座2」で講演をしているので

今期二度目の早稲田大学での講演だ。それを踏まえた自己紹介をすると、

「最悪前田さん来なかったら前田さんとして登壇してくださいと運営に言われました」と笑顔で冗談を面白く受け取っていた。

また「けんすうさんのこと知っている人?」という司会者の質問に対して、9割近くの人が手を挙げ圧倒的な知名度を見せつけた。

 

20分遅れで登場した前田さんと場を取り持ったけんすうさんが最初に話したのは二人の学生時代についてだった。二人の共通点は早稲田大学政治経済学部出身という点。そして二人とも起業家として現在生きている。

 

しかし二人の学生時代は正反対なものだった。

 

けんすうさんの学生時代

けんすうさんはあまり大学の授業をしっかり受けない「不真面目タイプ」。

ゼミにも不参加だったらしい。しかし、浪人生時代立ち上げた大学受験サイト「ミルクカフェ」の運営・管理に時間を使っていた。(浪人時代から起業家感がある)

匿名掲示板という特性から、サイト内で問題があるとサイト作成者のけんすうさんが

裁判所に呼び出され裁判を受けるという変わった大学生活を送っていた。

 

また、けんすうさん曰く

「だれも卒論を書かなきゃいけないことを教えてくれなかった」ということで、

卒論を書いていなかったため、留年してしまったらしい笑

友人がいなかったのか、「ミルクカフェ」の運営管理で忙しかったのが理由なのかは謎に包まれている 。

 

前田裕二さんの学生時代

前田さんはけんすうさんとは正反対の「意識高い系大学生」だと自身の口で振り返った。一番印象的だったのは、

「大学生時代は意識が高すぎて爆発しそうだった」

「大学生時代はすごい勢いで意識を高めていた」という言葉。

(どうやって意識を高めていたのか質問したかったができず残念)

 

ゼミではゼミ長を担当し、(けんすうさんと正反対笑)

ゼミの言語を英語に変えたらしい。

「日本語をしゃべっても理解できる人は多くても数億人しかいないから」と的を得てるものの、本当にやるとなるとすごい笑

ゼミは英語で行われるようになった。

(当時の政治経済学部では初の英語のみを使うゼミ)

また、卒論を書き始める時期になると、「卒論は英語で書こう」とゼミのみんなに提案。理由は簡単で、

「日本語で書いたら数億人にしか読んでもらえない。英語で書けば何十億人に読んでもらえるものになる。ちょっとの人にしか読まれない日本語で書くのは日本人の自己満だ」とのこと笑

 

面白いのは、結局英語で卒論を出したのは前田さんのみで他のゼミ生は日本語で書いたこと。「結局英語で卒論を書いたのは自分の自己満だった」と前田さんは笑顔で振り返っていた。

「今振り返ると本当に恥ずかしいくらい意識が高かった」と大学時代を懐かしみつつ、

恥ずかしがっているように見えた

 

正反対の学生時代を過ごすも今は意気投合

こんなにも違う学生時代を送った二人は楽しそうに

「学生時代に出会ってたら絶対にこんなに仲良くなっていなかった笑」

と語り合っている。

「けんすうさんと話すと何時間でも喋れる気がします」と前田さん。

「やっときた!」のツイートと一緒に写真をあげるけんすうさん。

全く正反対の大学生活を送ったものの、

数年後に同じ土俵にたち、仲良く話しているのはとても面白い。

(けんすうさんはその後もツイートで「前田裕二さんと話すの楽しすぎるからタクシーの中でもずっとイチャイチャ喋ってた」と言うほど)

学生時代に授業を真面目に受けて良い成績を取らないと働くことや、起業することは出来ないと決めつける人たちがいる。でも学生時代の真面目さは成績や学校での生活だけじゃ計れないことを二人は象徴していた。

 

学生時代を振り返りつつ、

二人の話は大ヒットの「メモの魔力」」へと話が吸い寄せられていった。

 

 

 

つづく,,,

 

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shunfreestyle.hatenablog.com

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