早稲田学生日記

大学の講義,読書,日常生活,人との関わり合いから学んだことをまとめる学習記録

LINE株式会社 取締役 舛田淳さんのレールから外れた学生時代!

LINE舛田淳のレールから外れまくる学生時代

①小学生営業マン舛田少年

 

僕の通う早稲田大学には、

「起業家養成講座」という

早稲田出身の起業家が

自らお金を出し、授業をするという

何とも大学想いの起業家による講座がある。

 

先日講義をしたのは

LINE株式会社の取締役CSMOの

(Chief Strategy and Marketing Officer)

舛田淳さんと、

リブセンスの代表取締役の

村上太一さん。

 

今回は、

僕たちの生活には欠かせなくなったLINEの

創設者のひとり、舛田淳さんのお話をまとめます。銀行やLINEPAY・LINEモバイルなど拡大し続けるLINEを考え出した舛田さんの学生時代はどの様なものだったのかです。

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今回は舛田さんの話してくださったのは小学生時代から大学生時代まで。舛田さんが日本の社会にあるレールからどれだけ外れていった人生だったのかと、レールから外れたことから見えたことをまとめておこうと思う。

 

それにあたり、今日は小学生の頃の舛田少年について書く。

次回は中学生から大学生時代。

 

舛田さんの小学生時代から大学生時代をまとめる前に、日本の社会にある「レール」を定義したい。

日本社会のレール

小学生:友達と遊ぶ。習い事をする。

中学生:部活やスクールに励む。高校入試のために勉強する。

(男子ならクラブチーム,女子ならバレエなど)

高校生:部活やスクールに励む。バイトをする人もいる。大学入試のための受験勉強をする。

大学生:バイトをする。自由な時間を好きに使う。卒業できるように授業を受ける。

インターンをする。就活で内定を得る。

→卒業したら内定先で働き始める

 

これが日本社会にある一般的な「レール」だと思う。

(留年浪人とかはもっと掘り下げてるのは置いておこう)

もちろん高校を卒業したら専門学校に行くのもレールの一つだけど、大手企業に就職するという観点から上の流れを「レール」とする。

 

では小学生の舛田少年のエピソードに入ろう。

小学生時代

まず最初に舛田さんのぶっ飛んでいた点は、小学生にして営業マンだったこと!

 

どういうことか。

 

舛田さんのお父さんはちょっとした変人らしく、海外からカネになるかならないかに関係なく、色々な品物を輸入していたらしい。

例えば、当時珍しかった「浄水器」や今まで見たことも聞いたこともないであろう、「コウモリの糞」など様々なものを輸入していた。

 

そして父は当時の舛田少年に輸入した品物を渡して「売ってこい!」と言って、スーツを着させて営業に行かせていた。

 

小学生なので営業先といえば友達の家や近所の知り合いの家しかない。

営業先からしたら、「また舛田さんが変なものを買ってきた」そんな風に思われていたらしい。(別に嫌がられていたわけではない意味で)

 

浄水器を売った話が「小学生が考えることじゃない!」と思った。

 

この先を読む前に、あなたが小学生で友達の家に浄水器を売るなら、どうやって浄水器を売り込むか考えて欲しい。

 

 

いい案は思いついただろうか?

 

 

では舛田少年の場合を見てみよう。

最初は友達の家に遊びに行くのと一緒に浄水器でつくったおいしい水を持って行った。

友達や友達のお母さんに飲んでもらって、「おいしいでしょ?うちの浄水器の水なんだ。普通よりおいしいし買って!」的なノリで売り込んだ。

 

お客様のもとに品物を届けて味わってもらい、商品の良さを伝えて売り込む。

 

普通の営業マンとしていることは一緒であるが、それを小学生ながらすることはすごい!しかし、この方法では売れず、舛田少年は違う手段を取った。

 

LINEの創設者だって小学生の頃なら、普通の子の様に外遊びだってする。夏場に外で遊んだら、喉はカラカラで飲み物を飲みたくなるだろう。

 

そんな時に舛田少年は友達を家に招き、キンキンに冷えたおいしい浄水器の水を友達に渡して飲ませる。友達は、自分の家の水や公園の水道の水よりも格段においしい舛田少年の家の水に感動する。

 

子供は欲しいと思ったら手に入れるまで騒ぎ続けるものである。おもちゃ屋で泣いて親にすがる子供を思い出せば容易に想像がつくと思う。

 

舛田少年の家の水が欲しくなった友達は、お父さんお母さんに浄水器が欲しい欲しいと

すがりつき、結果的に舛田少年は浄水器を売る事に成功した。さらにはこれが噂となり、他の友人の家も浄水器を買うことに。

 

ただ良い商品を持って行って売り込むのではなく、その商品の良さを際立たせる環境に

人々を連れて行く。

「売りに行くのではなく、売るためにお客さんを動かす」

舛田少年は小学生ながら、もはや敏腕営業マンであった。

 

「小学生にして営業マン」

 

レールから外れているというより、人と違うレールにお父さんのおかげ(お父さんのせい?)で舛田少年は立っていた。そしてどのようにしたら物が売れるのかを自然と考えていたのであろう。

 

このあと舛田少年がどれほどレールからはずれるのか

 

 

つづく

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