早稲田学生日記

大学の講義,読書,日常生活,人との関わり合いから学んだことをまとめる学習記録

あなたの信用力は何点ですか?中国に存在する信用スコアとは?

恐ろしいアリババスコア(芝麻信用)

 

今日は僕の取っている「起業家養成講座」で紹介された

アリババスコア、通称芝麻信用について書こうと思う

 

まずアリババグループは中国の会社

BtoB,BtoC,CtoCなど様々な種類の

ECサイトを運営していて

更には決済サービスまで運営している

[アリババドットコム,Tmall,タオバオマーケットプレイス,アリペイ]

 

*補足

BtoB→企業から企業に向けた事業,

BtoC→企業から一般消費者に向けた事業,

CtoC→一般消費者同士

EC→電子商取引(ネットショッピングとか通販的なやつ)

 

*アリペイと中国のキャッシュレス化

中国の決済のキャッシュレス化は凄まじく、

ホームレスのような人もバーコードリーダーを掲げて、

お金をもらおうとしてくるらしい

それに対してお金を渡そうとする人は

スマホをバーコードにかざしてお金を恵むらしい

(信じられない世界だね)

 

 

このアリババグループは

EC以外に様々な業種の企業を買収したり

(中国版のLINEのスナップチャットなど)

地方銀行との連携などをしている

このため、中国において支配的な企業であり

上に挙げた多くのサービス形態から

多くの中国人の個人情報を握っている

 

例えば、アリババグループでの個人の登録情報や

何を購入したのかの情報を握っている

(年齢,住所,職業,趣味嗜好などの情報)

更に、買収した企業・連携企業からも

個人情報を把握できる

例えば上に挙げたスナップチャットや銀行の情報から

個人の交流関係や金銭関係の情報までも把握している

 

要はかなりの個人情報をアリババグループは握っている

 

 

このアリババグループの傘下にあるのが芝麻信用

芝麻信用はアリババグループの握っている個人情報や

個人から提出された情報をもとに

「個人の信用力をスコア化」している

 

スコアは350-950の間でつけられる

もちろん950点満点

このスコアは

・クレジットカードの支払履歴

SNSから見える交流関係

・収入や銀行残高から考えられる支払い能力

・年齢と学歴

・趣味嗜好や生活の様子

など他にも様々な情報をもとに点数を付けている

 

ここまで自分の情報を握られているのは恐ろしい、、、

 

そしてさらにこのスコアの社会的信用が高い

 

どういうことか

 

 

社会がこのスコアを認めていて

このスコアが基準となっているのだ

 

例えば就職活動や転職

「うちの企業はスコア750以上の人しか採用しない」

というような採用基準として使われる

ちょうどTOEICのスコアみたいな感じで

採用基準としては同じ使われ方だね

(もちろん内容的には自分の信用力だからTOEICとは全然違う)

 

例えば婚活

「わたしは信用力800以上の人じゃないと結婚しない」

というような結婚相手を選ぶ基準ともなっている

実際にスコア規定のあるマッチングアプリがあるらしい

 

他にもビザの取得のしやすさや初対面の人に対する印象にも

大きな影響を与える

 

 

これらからわかるように

社会に認められたスコアであり

上に挙げた例の様に基準として使われている

 

僕の第一印象は「恐ろしい」だった

自分の支払い情報や年齢・職業はまだしも

誰との交流が深いのかとかもすべてを

一つの企業に知られてしいる

さらにはそれらを総合的に見て自分に信用力を付けられて

あらゆる場所でそれによって自分を判断されてしまう

 

恐ろしい、、、

 

ちなみに自分の情報を提出すればするほど

高いスコアが出やすくなるらしく

社会貢献(ボランティア)なども高いスコアに繋がるらしい

 

日本では浸透していないから

違和感を感じるだけで

いつか日本にも

中国と同じような信用力スコアが導入されるかもしれない、、、

 

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