早稲田学生日記

大学の講義,読書,日常生活,人との関わり合いから学んだことをまとめる学習記録

「だから、あなたも生き抜いて」: 割腹自殺・極道の妻・そして、、、

読書記録Episode1,

「だから、あなたも生き抜いて」

 

まず題名が重い!笑

この本はこの題名からわかるように

(私はこんな辛いことがあった、)だから、あなたも生き抜いて!

というメッセージが込められている本

 

どれだけ辛い、壮絶な人生だったのかを、紹介する前にこの本を手に取った理由を手短に!

手に取った理由は、たまたま見ていたYouTubeで「メンタリストのDaigo」がオススメですと紹介してたから笑

 

彼曰く、この本を読むと

「自分が情けなくなる」そうです。

大平さんの抱えた悩みに比べれば自分の人生の悩みや試練はちっぽけなもので、そんなちっぽけなものにうろたえてしまう自分が情けなく思える、そう言いたかったのかと思ってます。

 

とにかく、

読んでみようと思ってたらまさかの絶版!

安心してください、

早稲田大学の図書館には2冊ある。

他の大学はわからないけど、

Amazonにも中古で売られているみたいだから

いざとなれば買えるぞ。

 

では、内容に入ろう

誰もが知る社会問題「いじめ」

タイトルにある言葉「割腹自殺未遂」

悪さに陥った「非行少女」

この3つが大平光代さんが自分の人生を書き記した本のポイントだと思う。

(ほんとはもう一つあるけどそれは読んで確かめて欲しい!)

 

誰もが一度はいじめに何かしらの形で関わったと思う。

単純に「いじめた」「いじめられた」だけでなく、「いじめを傍観していた」を含めて。

 

僕が今まで見たり聞いたりしたいじめの中でも大平光代さんが受けたものはかなり酷いものだった。

裏切りに次ぐ裏切り、

まだ幼かった彼女は

自分で逃げ道は作れるわけもなく、

いじめに苦しみ続け

自分の居場所を見つけられず

割腹自殺を試みた。

(割腹自殺とは自分でお腹を切って死ぬこと)

 

なんとか一命を取り留めたものの

親と学校の不適切な対応で

再び学校でいじめに合い、非行少女となった。

中学生にして飲酒・喫煙に加え、薬物などなど今では考えられないものにも手を出していた。

親との縁も無くなり、

自分の居場所を求め続けた彼女が

最終的にたどり着いていた場所、

それは極道の妻だった。

(ちなみに背中にでっかな刺青もいれた)

 

そこでも自分の居場所を見つけられず、

人生に絶望していた彼女の前に現れたのは

昔優しくしてくれた父親の知り合いだった。

その人は非行少年少女を更生させる活動を

行なっていて、彼女にも救いの手を

差し伸べたのである。

 

そこから彼女は、

挫折・努力・葛藤を繰り返しつつも

徐々に更生していき、、、

 

という感じだね。

最終的に何になったのか、それは読んでからのお楽しみですね。

 

ここまで説明した

彼女の受けたいじめと彼女の心の声が

生々しく、そして伝わりやすく書かれていて、

読み手までもが苦しく涙してしまうそんな話

 

そしてその苦しみの後にある彼女の誰にも勝る努力と根性がさらに感動をよびます

 

自分の失敗なんて大したことないし、

「今後自分に起きる試練は彼女の体験に比べれば大したことない、まだまだやれる!」

そんなふうに思わせてくれる本

 

ほんとに読んでほしい

 

 

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